東洋医学の健康観

東洋医学からみた健康に対する疑問への答え

◆痛みがあるけど温めたらいいの?冷やせばいいの?

▶︎どちらが良いということではありません。東洋医学ではあらゆる症状には原因があると考えます。痛みの原因の多くは「熱=炎症」か、血行障害による「冷え」とそれに伴う神経過敏などとされています。従って熱が原因の痛みであれば冷やす必要がありますし、冷えが原因の痛みであれば温める必要があります。

痛みの原因は他にもあります。例えば湿気が多いと重い痛みが発生しますし、乾燥し過ぎると組織が硬くなって動かすときに痛みます。湿気が原因であれば乾燥した環境を作ることが必要ですし、乾燥が原因であれば加湿することも必要となります。

このようにまずは原因を特定してそれを減らすこと、原因に合わせた処置を行うこと、これが東洋医学の特徴です。

因みに痛みがあるとシップを使用される方が多いのですが、シップは氣を散らして冷す働きがあります。外傷など一時的に熱が強いときには効果的ですが、冷えが原因になりやすい慢性痛などに継続して使用するとさらに治りにくくしてしまうことがあります。湿布に限らず、健康食品や健康器具などは原因に合わせて使用しないとかえって健康を害することがありますので東洋医学の知識を持っていただければと思います。

◆子供が寝ているときピクピクしたり目が閉じていなかったり…これってなぜ?

▶︎東洋医学ではピクピク動く痙攣性の症状は「風」という文字で表現します。これは氣が速く動いていることであり、現代的に言い換えれば「神経内に走る電気信号が速く流れている」ということであり、神経過敏であると解釈できます。

従って子供が寝ているときに体がピクピク動くのは神経が昂ったとき、と考えられます。精神的な興奮が起こった後や嫌なことがあってイライラしたときなどに起こりやすくなります。これが続くと「疳の虫」と言われる慢性的な神経興奮が起こります。

また文字通り「カゼ」を引いたときにも起こりやすい現象です。「風」は神経の興奮ですが、度を過ぎると神経の伝達に障害が起こって麻痺系の症状が起こることがあります。まぶたが閉じ切らない、などもカゼを引いたときや疳の虫などに見られる兆候です。

昔は脳卒中後遺症のことを「中風」と書いて「ちゅうふう」と言いました。麻痺や痙攣など神経の異常が起こるので「風に中(あた)る」と表現されました。

疳の虫は発達障害やADHAの原因になるとも言われています。疳の虫を含む「風」を治す治療が鍼灸や漢方には数多く存在しています。お子さんの神経過敏などが見られる場合は是非一度東洋医学をお試しください。その場合には「脈診(みゃくしん)」をしてくださる先生をお探しください。

◆性格と体質って関係あるの?

▶︎はい、非常に深く関連しています。東洋医学では体質を陰陽や五行というエレメントに分けて診断します。五行は木、火、土、金、水という物質的エレメントと考えられることが多いのですが、実は働きも表します。

木は収斂、火は固、土は緩、金は散、水は濡という働きです。この働きは肉体だけでなく精神にも働くため、木の体質なら気持ちも収斂して剛くなりがちで感情は怒りは有しやすい、土の体質なら緩める作用があるので、肉体だけでなく性格的にも緩みやすくゆったりのんびりしやすい、思考も緩慢になりやすいため思い悩みやすくなるとされています。

このように五行の性質が物理的な肉体にも、目に見えない情動にも働きかけており、それによって肉体+魂という「人間」を創造しているということなのです。故に東洋医学は肉体的症状だけでなく精神的症状に対しても非常に有効なのです。

Thai mural painting on a temple wall at Wat Pho Thai Traditional Medical and Massage School in Bangkok, Thailand, Asia

◆健康食品って本当に身体にいいの?

▶︎健康食品やサプリメントを初め、あらゆる食物、栄養素にはそれぞれに良い部分が必ず存在します。血行を良くする、栄養価が高い、炎症を抑える、鉄分が多い…数えたらキリがありません。しかしこれらはあくまで物質的成分という側面しかみていません。

食物には物質的成分以外に、その食物が持つ特異な「質」が存在します。例えば冷す働きのもの、温める働きのもの、収縮させる働きのもの、弛緩させる働きのものなどなど。

ところが現代医療や科学が常識になっているため、物質的成分の持つ作用のみから「◯◯に効く」と宣伝されます。

例えば酢や梅、柑橘類を主にした健康食品。酸味には収縮作用があるため、弛緩タイプの方や弛緩して力が入らないなどの方には非常に有効ですが、元々収斂タイプの方には更に収斂が強くなるので注意が必要です。収斂によって起こる症状は引き攣れるような凝りや痛み、みぞおちに起こる胃痛、喉の閉塞感、まぶたのピクピクや脚のコムラ返りなどが代表的です。これらの症状をお持ちの方が酸味の強い健康食品を摂られるとこれらの症状が悪化したり慢性化したりします。

従って健康食品などを摂られる場合には、「ご自身の体質」と「健康食品などの性質」を把握した上で、合うものを使えば効果が出ますし、合わないものを使うと逆効果になるということです。

健康食品やサプリメントなどを扱う業種の方には是非東洋医学の知識を学んでいただきたいと思います。

◆アルコールは身体に悪い?

東洋医学ではアルコールは肝臓の氣を高ぶらせ、氣が上がりやすくなるとされています。また肝臓は怒氣を司るため、アルコールによって肝臓の氣が高ぶると攻撃性を高めると考えられます。

西洋御医学的にも「心拍数を速める」「交感神経を興奮させる」「アルコールは肝臓で解毒されるとアセトアルデヒド」という毒性を持った物質に変わり、神経や組織にダメ事を与える」ことが分かっています。

心拍数が速まると心臓に負担がかかり、心疾患の誘因になります。東洋医学では「心臓に神が宿る」とされ、神は精神や中枢神経のことを表すとされています。従ってアルコールによって心拍数が増えると神に異常が起こる=精神症状を誘発することもあります。

交感神経の興奮は体内環境を酸性化する、免疫力を低下させるということが分かってきています。また最近ではガン組織内に交感神経が伸び、癌細胞を活性化させて進行を早めるという報告もあります。

アルコール分解後のアセトアルデヒドは炎症を誘発します。従って怪我が直りにくい、神経毒になり痛みを誘発するため、痛みや外傷、手術前後には控えるべきでしょう。

東洋医学的にも西洋医学的にもアルコールは健康に害を及ぼす可能性が高いということになります。緊張をほぐす作用はありますので、たまにであればコミュニケーションツールにもなるかもしれません。いずれにせよ程々に、嗜む程度にしていただくのが良いでしょう。

◆栄養を摂ると元気になる?

▶︎戦後のモノの無い時代の健康観として「病気は栄養を摂って治す」という認識がありました。これは脚気などの栄養不良による病気が多かった時代の治療法であり、その認識が今も持っておられる方があります。

現代は飽食の時代であり、栄養の偏りはあっても栄養が不足するということはほぼありません。

また現代病のほとんどは「熱過剰=炎症」や「神経興奮」によって起こっています。従って栄養を過剰に摂取することは健康にするというよりも現代病を誘発することにもなりかねません。

このような背景を受けて「ファスティング」「1日1食」「瞑想」「呼吸法」など、栄養方や神経興奮を鎮静させる健康法が注目を浴びるようになってきているのでしょう。

健康食品やサプリが必要という認識は純粋な健康情報ではなく、それらを売るための宣伝、情報と考える方が良いのかもしれません。もし心配なら鮮度のいい季節野菜を摂るようにする、などが好ましいと思われます。

◆糖質制限は健康にいいの?

上記の質問ににも重なりますが、過剰なエネルギーや熱を減らすという意味では非常に有効だと思われます。特に砂糖は血液の粘度を高めることがあるとされますので、炎症性の病変だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などを誘発する可能性もあります。

しかし一方で、東洋医学では白米は組織に柔軟性を与え、神経を落ち着かせて興奮を抑制するとされています。従って極端な糖質制限、炭水化物抜きなどは神経を昂らせたり、精神を不安定にさせる可能性があります。

炭水化物といっても小麦性品は消化に水分を多量に消費するので、東洋医学では小麦製品を多量に摂取すると体内の水分が減少して肌や筋肉に潤いがなくなる、神経が過敏になり苛々せかせかしやすくなるとされています。

砂糖や小麦はなるべくは少なくして白米などは適度に摂取する、これが東洋医学的には好ましいと考えられます。

◆運動すると健康になる?

激しい運動は交感神経を優位にして一時的に肉体や精神を活性化させます。そのためとても元気になったように感じます。ただこれを繰り返すと交感神経が興奮しやすくなり、体内環境を酸性化させて炎症を助長し、現代病の誘因になります。

運動そのものは決して悪いものではないので、なるべく穏やかな運動を心がけてください。ヨガやピラティス、ウォーキングなどが好ましいかもしれません。

少しハードな運動をするのであればその後瞑想や呼吸法によって交感神経をクールダウンするように心がけてください。

◆エビデンスがあれば安心?

量子力学の世界では「観察者の有無によって素粒子の運動が変わる」ことが発見されています。これはもちろん素粒子の微小な運動のことであり、意識によって現象が変わる証明にはならないとは思いますが、研究者の意図が結果に反映される可能性がゼロではないとも考えられます。

この世界は二元論でできています。マクロでは自律神経です。交感神経と副交感神経が存在し、興奮と鎮静のバランスを保つことで生命を維持しています。

ミクロに目を向ければ、ホルモンなども興奮と鎮静の働きの対になるものが存在します。なので体内で見つかる微小な成分は1個づつ見つかった段階で「◯◯にはこういう作用があるからこれが多い人は◯◯である」というエビデンスができます。

ところが本当にそれが多いから◯◯になっているのか、それを抑制する微小成分がまだ発見されておらずそれが少ないから抑制できずに◯◯になっている、のかもしれません。

従ってエビデンスというのはこれから新しい発見がされると塗り替えられてしまう可能性がありますので、エビデンスがあればそれが絶対的なものである、と断定せずに常に真摯的に事実を見つめる、という姿勢を持つことが好ましいでしょう。

実際に鍼が効果を発揮する機序も、数十年前に言われていた科学的根拠とは違う見解が今では一般的になっています。

医学や科学は変遷するものであり、いまでは既存の物理学が通用しない素粒子領域があることも実証されています。陰の中に陽があり、陰の中に陽がある、このように割り切れないのが真理であると考えるのが東洋医学です。

エビデンスのみが絶対的なものであるという考え方に固執せず柔軟な捉え方が必要な時代になってきているのだと思います。

◆電磁波は身体に悪い?

たしかに、5Gなどはかなり身体に影響を与えるようですし、ウイルスや菌の変異を促すという話もあります。

ただ実際には、太陽活動が異常に低迷して太陽フレア(電磁波)が急減したり、それによって逆に宇宙線イゴール放射線(これも電磁波)が地球に大量に降り注いでおり、

宇宙線に関しては観測史上一番多かった2008年にもう追いつく勢いなのだそうです。

また地球の磁場にも大きな変動が起こってきています。北磁極が大きくズレてきておりそのスピードも上がっています。その影響でイルカやクジラが打ち上げられたり、リュウグウノツカイという深海魚が浅瀬で見られるようになったりしています。これもその影響かもしれません。

これだけ宇宙や地球の電磁波が乱れているので、携帯やその他の文明科学による電磁波のみを避けてもあまり変化はないかもしれません。このような環境から起こる電磁波異常は防ぎようがないので、身体が受けてしまった電磁波の異常を整えることが大切で、そのためにサイマティクスセラピーを行っています。

また宇宙や地球の電磁波の異常はもしかすると私たちの脳や神経を鍛えてくれているかもしれません。私はこれを「脳の筋トレ」という言葉でクライアントさんに説明しています。脳や神経の情報伝達は電気で行なっています(ホルモン系もありますが、思考や感覚など比較的スピードを要求される情報伝達は電気が主です)。

電磁波はもちろん電気系統に影響を与えるわけですから、脳や神経、電気で拍動を行なっている心臓などに影響が出ると言われています。この電気で情報伝達を行なっているものは外部からの電磁波により邪魔をされやすい、つまり負荷を受けるわけです。

恐らく2008年以降、宇宙や地球の電磁波の変化は大きくなっており、脳や神経、心臓への負荷が大きくなっています。これによって鬱や不安神経症などが増えているのも事実でしょう。

ただこの負荷によって私達の脳や神経はかなり鍛えられてもいるはずです。これを脳の筋トレと表現しています。例えば江戸時代の人がいきなりタイムスリップしてこられたら、電磁波の影響で数日で脳や精神に異常をきたすでしょう。いや、数時間かもしれません。それくらいの電磁波に私達は適応できるようになるなっています。

では脳が筋トレをするとどうなるか?

思考や意識は脳細胞同士の情報伝達であり、これは電気で行われています。電気信号は電磁波として空間にも拡散、共鳴しますので、脳や神経が鍛えられているということは、この拡散や共鳴も強く起こるということになります。拡散、共鳴が強いということは空間に飛び交う素粒子にも強い影響を与えますし、他者にも強い影響を与えますので、意識によって「素粒子や人の意識で創られている現実世界に起こる事象」に変化を起こしやすくなっている、ということでもあります。なので平成、令和の時代は徐々に思いを実現化出来る人が増えてきていますし、これを引き寄せと言っているようです。

ただこの見えない電磁波による事象は、波の法則がまだ解明されていないので、自然に起こるものは良いのですが、無理に意識や念を使って放出した時には変質しないとも限りません。いえ、私が感じるところでは「事象は意識によって自分の都合の良いように変えられてもその後に大きなリバウンドが起こっている」と思えます。従って欲を意識や念によって叶えようとする引き寄せは非常に危ないようです。

でも意識は事象に影響与えているのは事実なので、好ましい状況を創るためには「感謝の意識を持つこと」が一番安全で効果的であるはずです。

近年「二極化」という言葉がよく使われますが、これも「脳の筋トレ」によるものであり、脳の発信力が強まっているため「唯物論しか信じない、目に見えるものが全て、お金を増やすことが成功」という意識の方はそれがより強くなりますし、

「目に見えないものは必ず存在し、精神性を高めることが重要である」という思いの方はその傾向が更に強くなり、結果として前者と後者の距離が更に広がる、これが二極化と言われる現象の真相ではないかと考えています。

では電磁波の影響やダメージに対してどうすれば良いかということですが、とにかく神経を休ませる必要があるので睡眠をしっかり取ること、

神経をクールダウンするために瞑想や呼吸法を行うこと、
https://lasalutekyoto.wordpress.com/鍼灸/整気呼吸/

気を下ろす(気が上がると神経が興奮します)ために足湯を行うことが有効であり、これらはただの健康法と見られがちですが、これほど電磁波対策や自律神経を整えるのに効果が高いものはありません。

そしてこれらでも問題が解消しない症状などは東洋医学(気を診る=周波数を診るのが東洋医学)やサイマティクスセラピーをお勧めしています。

https://cymaticstherapy.com/

◆健康の1番の秘訣は?

現代医療は物質医学なので「働き」を検出するのは難しいのですが、実際に健康を維持するように働いているのは自律神経であり、その最高中枢である脳、脊髄です。中でも特に自律神経の「生理機能の活性化と鎮静化」というバランスがあってこそ生命現象は維持されています。

従って「健康の1番の秘訣は?」という問いに対しては「自律神経を安定させることである」というのが最もふさわしい答えでしょう。

原因が解明されない病気、現代病の多くは東洋医学的には「神経興奮」と「熱」から発生すると考えられます。ガンや認知症なども細胞の炎症➡️細胞の変性や壊死という機序で起こります。また感染症の多くもサイトカインストームという過剰な免疫活動➡️正常細胞にも炎症が起こることによって重症化するとされています。

現代医療でもほとんどの病気にストレスが悪影響を及ぼすとされています。緊張や怒り、興奮などのストレスは交感神経を高ぶらせて、組織の収縮や体内環境の酸性化、炎症を誘発します。神経の異常=働きの異常が実際に物理的病変を生み出します。

ではなぜ神経興奮や熱が発生しやすいのか?

それは経済至上主義や唯物論の影響が大きいでしょう。経済至上主義では繰り返しの購買を誘導するためアドレナリンを増やす、交感神経を興奮させて気分を高揚させるような番組やCM、情報を流します。また経済社会で生きていくために競争に強くなるような教育が行われています。いずれも神経興奮を引き起こす誘引となっています。

また唯物的思考が常識となっており、栄養素を増やすことが元気になることであり、外見や動きが活発なことを元気と定義してしまっていないでしょうか。これは元気というより興奮です。例えば徳の高い穏やかな高僧の方を想像してみてください。不健康でしょうか?私にはこちらの方が本当の健康に感じられます。皆さんが「元気」で想像されるイメージとは少し違うのではないでしょうか。その違いはCMや番組から与えられた「元気のイメージ」が原因ではないかと思います。

また飽食の時代と言われるようにエネルギーの過剰摂取が増えています。これによって熱や炎症が発生しやすくなっています。

これらが現代病の原因と考えられるので、その原因をなくすことが本当の健康に近付くことではないでしょうか。

神経興奮や熱の発生を抑制すること、つまり自律神経を安定させる養生が健康の秘訣ということになります。

◆足湯◆呼吸法◆瞑想◆少食◆糖質(砂糖)制限◆アルコール制限◆ファスティング◆ドリンク剤や強壮剤を控える…などでしょうか。中でも足湯は神経を穏やかにしながら結構もよくするという、自律神経を安定させるための非常に理想的な薬と言ってもよいでしょう。

精神的な穏やかさは副交感神経を優位にして免疫力を高めます。日本人の新型コロナウイルスによる死亡者数が少ないことには何らかの要因があると言われていますが、日本人の穏やかな精神性、つまり和の心が副交感神経を優位にする最良の方法であり、これが一番の健康の秘訣である、というのが東洋医学や波動の視点からの答えだと思います。

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